結婚指輪の選択肢

結婚指輪を用意する際には、どのような方法で用意するのか、いくつか選択肢がありますよね。
今回はどういった選択肢があるのか具体的にまとめてみました。

まずはジュエリーショップで購入するという選択肢です。
これが最も定番的といえる選択肢です。
ジュエリーショップでショーケースに並んだ指輪の中から、自分好みの指輪を探して購入するという、非常にシンプルな選択肢ですよね。
気に入った指輪を選び、試着し、サイズを調整し、文字を彫るなどして、仕上がった指輪を購入する形になります。

次はオーダーメイドです。
セレブにとっては、これが当然とも言える選択肢かもしれませんね。
価格は高額になりますが、デザインを自分好みにすることができます。
素材やデザインにこだわりたい人にオススメな購入方法であると言えるでしょう。

最後がキットを使用しての自作指輪です。
これは最近になって定番化してきた選択肢であると言えるでしょう。
指輪を自分で作ると言ってもピンとこない人も多いかもしれませんが、最近はネットで検索すればいくらでも手作り指輪作成キットが販売されているのを目にすることができますよね。
そういった作成キットを購入し、自分たちの手で手作り結婚指輪を作るのです。

キットを購入した場合、付属されている金属は真鍮、シルバーと言った金属になりますので、どうしても指輪としての金銭的な価値は低くなってしまいます。
ゴールドやプラチナは素人による加工が難しいうえ、高価であるがゆえに失敗した際のリスクが高すぎるからです。
しかし、自分たちで指輪を一から造り上げるわけですから、デザインの自由度はオーダーメイド以上であると言えますよね。
デザインは完全に自分たちの自由です。
多少失敗して凹みや傷がついたとしても、作業工程自体が良い思い出になりますので、思い出の跡として意義のあるものとなります。
より一層思い入れの強い指輪になるでしょう。
そういった意味で非常に価値のある結婚指輪となることが、人気の選択肢となっている理由なのです。

手作り結婚指輪の強度

指輪というものはその素材によって強度がまったく異なってきます。
いったいどのような素材であれば、高い強度の手作り結婚指輪をつくることができるのでしょうか。

非常に高い強度の貴金属といえば、まず挙げられるのはプラチナです。
プラチナは非常に高価な貴金属であると同時に、非常に安定した強度の高い金属としても知られています。
車の点火プラグや排気センサーにも利用されているほどです。
もちろん純度が高すぎると変形しやすくなってしまいますが、パラジウムなどと混ぜることで指輪として最適な強度に加工することが可能となります。
さらにプラチナは錆びにくいという特徴も持ち合わせていますので、変色の心配がほとんどありません。
日本では手作り結婚指輪の素材として最も人気があるのがプラチナであるとされていますが、なぜ人気なのかもうなずける、手作り結婚指輪に最適な貴金属なのです。

強度の高い手作り結婚指輪の素材として、ゴールドも挙げられますよね。
イエローゴールドは結婚指輪の素材として定番的存在であると言えます。
ゴールドもやはり純度が高すぎると柔らかくなってしまい強度が下がってしまいますので、18金程度の程よい純度の指輪が人気となっています。
ゴールドには混ぜ合わせる金属によっていくつかの種類がありますが、強度が高いという意味ではピンクゴールドが高強度であると言えるでしょう。
ピンクゴールドとは銅とイエローゴールドを混ぜた金属で、非常に硬くなります。
ただしその分加工が難しい金属であるとも言えるので、サイズ調整などが可能か否か確認が必要となるでしょう。
銅が混ざっていることで変色しやすくなってしまうのも、ピンクゴールドのデメリットと言えます。

他にも結婚指輪の素材としてさまざまな金属が使用されますが、最近では強度が高く安いという理由から、パラジウム、チタンと言った金属が人気です。
もちろん貴金属としての価値は下がってしまいますが、手作り結婚指輪の価値は金属の値段ではありませんよね。
真鍮やシルバーで自作した手作り指輪を結婚指輪とする人も多いですので、素材の価値を気にすることなく、自分たちにとって価値のある指輪を結婚指輪とすることがおすすめなのです。

手作り結婚指輪の素材について

手作り結婚指輪の素材には、さまざまな金属が用いられます。
今回はその中でも代表的なものをいくつかご紹介してゆきますので、参考にしてみてください。

まずは定番中の定番である、プラチナです。
プラチナは非常に高価な貴金属であり、ジュエリーショップのショーケースにもプラチナ製の指輪がたくさん並んでいます。
そういったプラチナ製の指輪は必ず職人さんの手が加わっていますので、手作り結婚指輪であると言えるのです。
素人では加工の難しい金属ではありますが、非常に安定した金属で酸化しにくいことから、結婚指輪の定番素材として人気を集めています。
ちなみにプラチナは触媒としての活性が高い特徴も持ち合わせていますので、自動車の排気ガスを浄化する際の触媒としても利用されています。
着火プラグや排気センサーなどにも利用されることから、その耐久性の高さも知ることができますよね。
手作り結婚指輪の素材として申し分のない貴金属であると言えるでしょう。

次はゴールドです。
こちらもジュエリーショップのショーケースで必ずと言って良いほど陳列されている指輪素材です。
ゴールドは人類が最初に装飾品として利用した貴金属であるとされています。
加工がしやすいため、古くからさまざまな用途に使用されてきました。
手作り結婚指輪の素材としても、定番の一つと言えるでしょう。
ただし加工がしやすいと言っても、素人が簡単に加工できるものではありませんので、基本的には職人さんによって指輪が手作りされます。

最後に真鍮とシルバーです。
これらはプラチナやゴールドに比較すると、貴金属としての価値はかなり下がってしまいます。
故にジュエリーショップで手作り結婚指輪を購入する際は、比較的選ばれることの少ない素材です。
しかし非常に加工が容易であるという特徴を持っている金属なので、手作り指輪作成キットで結婚指輪をつくる際には定番的な素材となります。
最近はキットで結婚指輪を手作りする人が非常に多いので、真鍮やシルバーを結婚指輪の素材としている人がたくさんいるのです。

手作り結婚指輪のデメリット

今回の記事では、自分たちの手で作り上げる手作り結婚指輪のデメリットを、ジュエリーショップの指輪やオーダーメイドの指輪と比較しながらまとめています。
自作の手作り結婚指輪を検討している方は、以下のデメリットも把握しておくことがおすすめです。

デメリットその1「貴金属としての価値が低くなる」
一般的に、結婚指輪はゴールドやプラチナの指輪を用意しますよね。
しかし自作の手作り結婚指輪の場合は、基本的に真鍮やシルバーになります。
ゴールドやプラチナと比較すれば、真鍮やシルバーが貴金属としての価値が低いのは言うまでもありませんよね。
ではなぜ、真鍮やシルバーになってしまうのでしょうか?

その理由は「加工難易度」にあります。
ゴールドやプラチナといった金属は、加工が非常に難しい金属なのです。
素人が付け焼刃の知識で加工に挑めば、まず失敗してしまうでしょう。
知識と経験が豊富な熟練の職人さんでなければならないのです。
その点真鍮やシルバーは加工難易度が低いので、素人でもしっかりとキットに付属された説明書を読めば、完成度の高い指輪に仕上げることが可能となります。

また、ゴールドやプラチナの場合、失敗した際のリスクが大きすぎるのも理由の一つと言えるでしょう。
貴金属としての価値が高いだけに、失敗も許されなくなるのです。
これらの理由から、手作り指輪の作成キットに付属されている金属は真鍮やシルバーなのです。

デメリットその2「手間と時間がかかる」
たしかに自分たちで手作り結婚指輪を作り上げるという作業は、良い思い出になるでしょう。
しかし、裏を返せば、手間と時間がかかるということにもなりますよね。

結婚式の日取りが決まると、いろいろとやることが多くて忙しくなります。
決めなければならないこと、用意しなければならないものなどが次々と出てきますよね。
そんな忙しい中で結婚指輪も作らなければならないとなると、これはかなり時間的負担となります。
手作り結婚指輪を自作するのであれば、式までの日取りを考えて計画的に作成するのがおすすめです。

手作り結婚指輪のメリット

手作り結婚指輪にはいくつかのメリットがあります。
今回の記事ではそのメリットについてまとめていますので、参考にしてください。
(今回の記事で取り上げる手作り結婚指輪とは、指輪作成キットによって自作する手作り結婚指輪です。)

メリットその1「指輪の購入費用が節約できる」
手作り結婚指輪の最大のメリットの一つといえるのが、指輪購入費用の節約が可能になることでしょう。
結婚指輪の購入費用は、ジュエリーショップなどで購入した場合、数十万円となることが一般的です。
オーダーメイドであれば百万円を超えることもありますよね。
しかし手作り結婚指輪であれば、たったの数万円で済みます。
安いものであればシルバーであっても一万円前後で購入可能です。
数十万円が数万円で抑えられるのであれば、これは文字通り桁違いの安さになりますよね。
何かとお金がかかる結婚費用の一部が大幅に削られることは、非常に大きなメリットと言えるでしょう。

メリットその2「デザインの自由度が高い」
これも手作り結婚指輪の非常に大きなメリットです。
たしかにジュエリーショップのショーケースに並んだ指輪は、プロによってデザインされた素晴らしい指輪です。
しかし、そのデザインが必ずしも自分たちにとっての最高のものであるとは限りませんよね。
万人に理想的なデザインというのはあり得ないからです。
自分たちにとっての最高のデザインを実現できるのは、自分たちの手に他なりません。
そういった意味ではオーダーメイドよりもデザインの自由度が高くなると言えるでしょう。
オーダーメイドの場合は費用面でも非常に高額になりますので、それと併せても非常に大きなメリットと言えます。

メリットその3「思い入れ」
これが手作り結婚指輪の最高のメリットかもしれません。
手作り結婚指輪を一生懸命に作り上げる、その作業そのものが、二人にとっての思い出になります。
これはショーケースの指輪やオーダーメイドの指輪では得ることのできない、手作り結婚指輪ならではのメリットなのです。

手作り結婚指輪とは

手作り結婚指輪という言葉の定義とは、簡単に言うと「人の手によって作られた結婚指輪」ということになりますよね。
何やら特別な指輪のようにも感じますが、じつは結婚指輪というものは、基本的にほぼ全ての指輪がこの定義に当てはまる「手作り結婚指輪」なのです。

結婚指輪とは、一般的にジュエリーショップでショーケースに飾られた指輪を購入したり、オーダーメイドで職人さんに希望通りのデザインに仕上げてもらったりするのが通例ですよね。
そのような方法で用意した指輪であっても、これは立派な手作り結婚指輪であると言えます。
貴金属を指輪に仕上げる工程のどこかで、必ず職人さんの手が加わっています。
オーダーメイドであれば当たり前ですが、ショーケースの指輪も必ず職人さんの手が加わります。
故に、全て手作り結婚指輪という定義に当てはまるのです。

しかし最近はやっている「手作り結婚指輪」とは、そういった職人さんの手による手作り結婚指輪だけではありません。
結婚する自分たち自身で造り上げる手作り結婚指輪も人気を集めているのです。

「自分たちで結婚指輪を作り上げることなど不可能なのでは?」と多くの人はまず思うでしょう。
しかしそんなことはありません。
手作り指輪の作成キットが普通に販売されています。
そしてそれにより自作した指輪を結婚指輪にする人が大勢いるのです。

手作り指輪の作成キットで作ることのできる指輪は、基本的に真鍮やシルバーといった金属になります。
ゴールドやプラチナという最高級の貴金属は加工難易度が高く、素人が易々と加工できるものではないからです。
真鍮やシルバーであれば比較的加工難易度が低いので、素人でも説明書に沿って加工すれば立派な指輪が完成します。
よくシルバーアクセサリを自作する人がいますが、それと同じなのです。

貴金属としての価値はゴールドやプラチナには劣るものの、自分たちの手で作り上げた指輪であれば、その思い入れは一入ですよね。
結婚指輪にかかる費用も格段に安く抑えられますので、そういった部分も手作り結婚指輪の魅力と言えるでしょう。